エヴァQ
待ちに待ったBD『エヴァンゲリオン新劇場版:Q』の音声仕様が、蓋を開けてみると上位品質の「リニアPCM」のみの収録で、HDMIに対応していない光接続の古いアンプでは5.1chサラウンドとして再生できないとお困りの人のために、PS3を使って「dts5.1ch」に変換して再生する方法を紹介しよう。


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そもそも「リニアPCM5.1」音声をそのまま再生するには、HDMI対応のアンプである必要があり、光ケーブル接続の古いアンプでは2chステレオ音声に変換されてしまう。通常、洋画などのBDでは「ドルビーデジタル5.1ch」あるいは「dts5.1ch」のいずれかが合わせて収録されているため困ることはないのだが、日本のアニメBDは、光接続アンプの切り捨てがちらほら始まっている。最近ではBD『涼宮ハルヒの消失』が「リニアPCM」のみの収録だったことが記憶に新しい。

ということで、「リニアPCM」がダメならば、プレイヤーの『PS3』側で「dts5.1ch」に変換することで、光接続のアンプでも360度の5.1chサラウンドとして再生する、簡単な方法を紹介しよう。

PS3BD音声設定
『PS3』でBDを再生中に、コントローラーの「」ボタンを押してメニューを開く。「映像音声設定」を選択する。

エヴァンゲリオンQ リニアPCM
「映像音声設定」の一番下に「音声出力フォーマット」とある。この設定を今まで触ったことが無い場合は、「リニアPCM」になっているはずなので変更する。

エヴァンゲリオンQ dts
 「音声出力フォーマット」を「ビットストリーム(ミックス)」にする。「ビットストリーム(ダイレクト)」というものもあるが、そちらではなく「(ミックス)」の方。この設定は一度すれば記憶されるので、次回からは不要だ。

DENONアンプ
すると、管理人が使っている光接続の古いアンプ『DENON DHT-M370(2005年製)』でも「dts5.1ch」として認識され、5つ+ウーファー全てのスピーカーから音声が出ていることが確認された。360度から聞こえてくる迫力の音声で『エヴァンゲリオン新劇場版:Q』を堪能することができるぞ。
また、この「リニアPCM5.1ch」から「dts5.1ch」への変換機能は『PS3』に限った機能ではなく、他のBDプレイヤーにもあるかもしれないので、マニュアルを確認してみてはいかがだろうか。

参考までに、『エヴァンゲリオン新劇場版』シリーズの音声仕様はこちら。
エヴァンゲリオン新劇場版:序
1. 日本語(DTS-HD Master Audio 6.1ch)
2. 日本語(ドルビーTrueHD 6.1ch)
3. 日本語(ドルビーデジタル/2.0サラウンド)

エヴァンゲリオン新劇場版:破
1.日本語(ドルビーTrueHD 6.1ch)
2.日本語(DTS-HD Master Audio 6.1ch)
3.日本語(ドルビーデジタル/2.0サラウンド)

エヴァンゲリオン新劇場版:Q
1.日本語(リニアPCM5.1ch)
2.日本語(リニアPCM2.0ch)

※作品タイトルの正式な表記は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』
(C)カラー
(ライター:ゲームやりすぎ管理人)

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